こんにちは、トウシモンです。
FXに興味ありますか?
FX(Foreign eXchange = 外国為替証拠金取引)についてお話しします。ここでは、「初めて」FXに取り組むときに気をつけなければいけないポイントを私の失敗を参考にしながらお伝えします。
過去のわたし
その昔の私は、時間があるとなんとなくパチンコ店に行ったりしていました。
なんとなくお金を増やしたいという気持ちはあったのだと思います。
しかし、パチンコやスロットの台には1台ごとに設定(大当たりが発生しやすいかどうか)があって、店側が自由に決めることができます。(胴元のいる勝負では、客は勝てない)
新規開店の店や新台入荷時には、その設定が甘くなる傾向があるので客が勝つ(甘い汁の体験)こともありますが、素人が毎回勝てるわけでもありません。
あれは、娯楽という名のギャンブルです。
それを承知の上で楽しむものであって、稼ぎ続けるための対象ではないです。
この台は、設定が甘いかもしれない、という不確実な予測が頼りです。
まぁ、一定の割合で甘い台もあるでしょうから、続けて勝てることもあるかもしれませんが、あくまでも「不確実な予測」でしかありません。
そうこうしているうちに、負けても遊べたからいいかと自分に都合のよい理由で納得してしまうのです。そして、また店に行くようになります。
そんな私が初めてFXに出会ったのは、10年以上前です。
いまほど会社が整理されておらず、情報も非常に少なかったのを思い出します。
加入したFXの会社《FXCM》も今は別の会社に吸収されてしまいました。
とりあえず、訳もわからないまま「FX」という大海原にイカダをこいで突撃しました。
イカダという表現は、「少額」という意味ではなく「無知」を意味します。
海に海流があるように、突然ギュイーンと進んで利益が出たかと思えば、漕いでも漕いでも押し返されて損失が膨らんでいくという現実。
損失を取り返そうとして、追い金を口座に入れますが、資産は減るばかりでした。
結局、当時使える資金をそれなりに失うことになりました。
パチンコであろうとFXだろうと、あることをしていなかった私は、その必要性に気付くまで、資金と時間を無駄に使っていたのです。
最も重要な、あることとは?
本気で強く稼ぎたい、儲けたいと思うのであれば、まずあることを必ず行うようにしてください。
それは、資金管理です。
なんだ、そんなことかと思った人は特に気をつけてください。
FXは、大きく勝つチャンスもありますが、ほんの一瞬でお金が消えてしまうこともあります。
パチンコの玉やスロットのコインは、負けるときでも緩やかですし、自分で休憩を入れて止めることもできます。
ただし、FXの場合は「ちょっと待って!」と叫んでも決して相場は止まってくれません。
ムンクの叫びの表情で非情なローソク足を呆然と見つめる、なんてことにならないためにも、しっかりと頭の中にたたき込む必要があります。
万が一の時には、ロスカットというシステムが働くことで、ある一定の金額で強制的にエントリーが決済されることもありますが、そのときには自己資金のほとんどを失います。
トウシモン
そんなことはないよ。正しい知識と資金管理がとても重要なんだ。安易にFXをはじめて、失敗してほしくないから強調したんだよ。
自分の大切なお金の収支をきちんと記録することが、本当にお金を増やすために重要。
そのことが身につくと、お金を使うときに自然と無駄な支出が減っていくことに気付くはず。
FXに限らず、投資を始める前には、是非身につけてほしい習慣です。
具体的にはどんなことから?
まずは、自分の預貯金や月々の給与などから、FXやその他の投資に回すことができる金額を考えてみましょう。
FXに限らず、投資の基本は「余剰資金」からスタートすることです。
この場合の「余剰資金」とは、万が一失っても今の生活や将来に大きな影響を与えない金額のことだと考えてください。
決して、最初からありったけを投入するなんて無理なことをしてはいけません。
ある程度FXの理解ができて、利益をあげることができるようになってから追加の資金を使うようにしてください。
デモトレードなどでは、100万円からスタートするものがありますが、100万円以下からでも取り組めるようにFXの会社も変化してきています。余剰資金が100万円未満の方は、デモトレードでも自分が用意できる金額の中で練習するようにしましょう。
トウシモン
それぞれの会社の特性を踏まえて選ぶことができますので安心してください
会社の選び方について
会社の比較サイトはたくさんあるので、そちらに任せて管理人が意識するポイントを…(笑)
FXに個人が取り組む場合、まずは取引単位を基準に考えましょう。
1.自己資金50万円以下なら、0.1ロット(1千通貨)を最小単位で選べる会社を
他国の通貨を買ったり、売ったりする場合に「必要証拠金」や「取引証拠金」などの名目でお金を預けることになります。この証拠金の額が1ロット(1万通貨)になるとかなり大きくなり、入金総額ー必要証拠金(×ロット数)=余力となるため、ロスカットまでの値幅が狭く(余力が少なく、多少の価格の上下ですぐにロスカットに)なります。
資金が少なく、経験が浅いうちは絶対に無理はしないことです。
2.取引コストを比較しよう
現在は、会社間の競争もあり売買手数料が無料のところが多いため、スプレッド(通貨の売値と買値の差)を比較してみることをお勧めします。原則固定の場合は、平常時は提示されたスプレッドですが、日付をまたぐ前後や、大きな経済指標(FOMCなど)が発表されるときには一時的にスプレッドが広がります。やはり、余力がないとスプレッドの急な振り幅に狩られることもおきます。
3.入出金サービスを比較しよう
ネットバンクを所有しているのであれば、多くの会社で「即時入出金」または「クイック入金」というサービスを利用できますので、FX会社がどのネットバンクに対応しているのか比較してみましょう。
もしも、ネットバンキングをまだ持っていない方は、この機会にあわせて開設しておくのをお勧めします。
いざというときにきっと役に立ちますよ。
4.くりっく365を取り扱っているか
一般的な取引所は店頭FX取引ですが、くりっく365(2005年7月に日本初の公的な取引所FXとして、金融取が上場した取引所為替証拠金取引の愛称)の取扱いも考えておくとよいでしょう。
5.注文機能(アプリなど)について比較しよう
各会社ごとに、取引画面が異なります。初心者のうちは、どれを見ても難しそうに感じると思います。スマホやタブレットで取引を行うこともあると思いますので、そちらを意識して選択するのもよいでしょう。
6.スワップ金利について比較しよう
通貨を所持したまま日をまたぐと、2通貨のうち、低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買えばスワップ金利を受け取れます。逆に高金利の通貨を売り、低金利の通貨を買えばスワップ金利を支払うことになります。
トルコリラ/円や南ア・ランド/円などは金利差が大きく、各会社もプッシュしています。
ただし、政策金利が変更すれば、スワップポイントや必要証拠金も変わることがあるということは覚えておいてください。
7.MT4に対応しているか、自動売買【EA】に対応しているか
メジャーなツールにMT4があります。そして、MT4に対応したEAも増えてきましたので、将来的に利用してみたいと考える人は、最初から利用できる会社を選んでおくのもよいでしょう。
他にもいろいろあるのですが、この辺りを参考に契約したい会社選びをしてみましょう。
最初は1つの会社を選択することになると思いますが、収益が上がってきたらそれぞれの特徴に合わせて会社を追加するとよいですよ。
実際にFXに取り組むときに注意するポイントは
ポジポジ病
■初心者が最も気をつけなければならないのは、ポジポジ病
どんな症状かというと、FXを始めたからには、とにかく参加したくて、利益が欲しくて、すぐにエントリーしてしまう症状のことをいいます。
(例:わざわざパチンコ店やカジノにお金を持って入店して、空いている台がたくさんあるのに座らずに眺めていることができますか?)
もしも、利益が上がれば、「私、天才?」と勘違いしてさらにエントリーをします。
逆に、損失が出た場合は、「取り返さなければ!」と焦ってすぐにエントリーをします。
このような、一連のエントリーを繰り返しているうちに、ログインしたらすぐにポジションを持ちたくなるポジポジ病を発症するようになります。
このような症状があるということを知っておいてください。
知っているだけでも予防になります。
ローソク足
■まずは、ドル/円:1分足のローソク足を眺めてみよう
裁量トレード(自分の意思でエントリーや決済を行うこと)の場合、スイングトレード、デイトレード、スキャルピングトレードと大きく分けて3種類の方法があります。初心者がおそらく最初に取り組むのはスキャルピングトレード。
短期売買といって、ポジションの保有時間が数秒から数分、または数10分といった短いサイクルでエントリーと決済を行って利益を積み重ねていく方法です。保有時間が短いので、ポジション保有時にマイナス方向へ動いて含み損になる状態でのストレスも短くて済みます。
このエントリーをするときに、ローソク足の形を参考にすることになります。上ヒゲ(ローソク足の長方形から上に伸びた線)、下ヒゲ(その逆の下の線)の長さなどもヒントになるので、どんな形(長さ)や組み合わせになると上昇したり下降したりしているのかを目で追ってみることです。
そのとき、BID(売値)とASK(買値)の選択によってローソク足の位置が変わることも必ず確認してください。
※参考までに、BIDとASKの価格差のことをスプレッドといいます。
最初はノーエントリーで、頭の中で上がるか下がるかのシミュレーションを繰り返しましょう。
経済指標などは、後回しでよいです。ローソク足というものに慣れてきてから、日本時間やヨーロッパ時間、アメリカ時間、そして経済指標発表時刻と組み合わせていくのがよいと思います。
しばらくしたら、他の時間足、他の通貨の組み合わせでも同じようにシミュレーションしてみましょう。
イナゴ
■イナゴになるべからず
イナゴとは、短時間の間におきる予期せぬ大きな上昇や下降をチャンスと捉えて便乗しようとエントリーをすることを指します。経済指標の発表時に大きな上昇や下降をみることは珍しくないのですが、こちらがつかんでいない情報を元に価格が大きく動き始めた時に初心者はチャンスと思って慌ててエントリーしてしまいます。その際、エントリーのタイミングが悪いと「全戻し」といって、追いかけてエントリーをすると上昇や下降のはじまったポイント付近まですぐに戻ってしまうことで、含み損を抱えることになるかもしれません。
まずは、以上の3点を意識してFXに取り組んでみましょう。
以上3点は、私の失敗と現在の状況を踏まえてのアドバイスになります。
トウシモン
いいですか、決してハイレバレッジでいきなり取引を開始することだけは避けてくださいね♪