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FX初心者トレーダーでも本当に継続して稼ぐための通貨ペアFX講座(4)

こんにちは、トウシモンです。

ニュースでは、老後の2,000万円ネタが沸いてきていますが、これからは公務員だって今後のことを考えて副業する時代になるでしょう。

さて、今回は、FX(外国為替証拠金取引)たるゆえんの「通貨ペア」について書いておきたいと思います。

FXを取り扱う会社に口座を作るときには、取り扱うことができる通貨を確認しておきましょう。

え? と思われたかもしれませんが、実は各会社共通の通貨ペアもあれば、その会社のみが扱う通貨というものもあるんです。

ですから、口座開設前にはちゃんと確認しておきましょう。
取引してみたい通貨を扱っていなければ、また別の会社に口座を作ることになってしまいます。

通貨ペアとは

「通貨ペア」とは、取引をする2種類の通貨の組み合わせのことを言います。

例えば、「ドル/円」=USD / JPY というのは、米国ドルと日本円の組み合わせのことです。そして、左側に記載されている通貨を「基軸通貨右側に記載している通貨を「決済通貨と呼びます。

FX取引では、基軸通貨を決済通貨で買うということになります。

通貨ペアごとの特徴

そして、「通貨ペア」ごとに、相場の動きには特徴があります。

そういった特徴をつかむことによって、エントリーのタイミングが見えてくるようになったり、利益の上げやすい場面を見つけていくことができるんです。
前回も触れた、取引時間帯によっても変わりますから、時間軸と比較しながら検証するといいですよ。

相場に存在する通貨ペアからこれだと思う通貨を見つけたら、いきなり取引を始めるのではなく、しっかりと観察(コレ大事)するようにしましょう。

長年見ていると、地政学的な出来事であったり、世界中で起きる様々な出来事に対する動きを見ることができます。そして、少しずつですが、癖や次にどう動いていくのかということが予測できるようになってきます。

これは、決して100%分かるといっているわけではありません。
おおよその予測が可能と言っているのであって、「絶対に損はさせません」などと煽るサイトには気をつけてください。

相場に「絶対」は無いのです。

一例として

例えば、AUD(オーストラリア)やNZD(ニュージーランド)などは、地理的にも近く比較的似た動きをする傾向があります。両国の通貨チャートを並べて見てみると、おおよその波形が似ていることに気付くことができると思います。

また、資源国の通貨の場合は、自国の産業である資源の価値が変化したり取引国との関係に変化があると、通貨にも如実に反映されますので、世界のニュースにアンテナを張っておきましょう。

いろいろな通貨を見て、自分のトレードに向いているのはどの通貨ペアか見極めていきましょう。スプレッドの幅なども影響を及ぼすので、しっかり確認しておきましょう。

☆ドル円 USD/JPY

スプレッドの幅も各社低いので、初心者が最初に取引をするには向いているといえるでしょう。

日本国内では、一番取引量が多い、メジャーな通貨ペアです。
また、国内にいても、もともとアメリカに関するニュースは他国の時事ネタに比べて多い(入ってきやすい)ので、情報を集めやすいということも手助けになります。

一般的に、有事の「金」という言葉があるのですが、為替でいえば「円」は安全な通貨の部類に入ります。
有事が何かにもよりますが、円高傾向になる確率が比較的高いことは覚えておきましょう。

レンジ相場を形成しやすいことと、各社ともにスプレッドが小さく(0.1pipsというところもあります!)、スキャルピング(短期売買)でコツコツ利益を生み出す練習に向いていると思います。

☆ユーロ/米ドル EUR/USD

巨大欧州連合の「ユーロ/米ドル」の通貨ペアです。

おそらく世界のFX市場の中で、最も多く取引されている通貨ペアでしょう。

取引の主な時間は、欧州(ヨーロッパ)時間(16時~24時)から、ニューヨーク時間(23時~7時)になるので、日本時間の夜にかけて値動きが活発になります。

ユーロ経済圏とアメリカ経済圏の動向は、為替市場の世界情勢を映す鏡ともいえるでしょう。
ユーロ圏が強くなれば、米ドルが下がり、その逆もほぼ同様の関係性で成り立っているといってよいでしょう。

市場が大きい分、動きがなだらかになる傾向もありますので、デイトレード向きかなと私は感じます。

☆ポンドドル GBP/USD または ポンド円 GBP/JPY

イギリスの通貨であるポンドですが、ボラティリティ(価格変動幅が大きい)が高いため、短時間で大きく上昇や下落をすることがあります。

もちろん、世界市場である為替相場でそれだけ大きく動くということは、投機筋の大きなお金が動いているといってもいいと思います。

初心者のうちは、触らぬポンドにたたり無しですね。
ネット上では、「さつじん通貨」とか言われることもありますが、私は「暴れポン将軍」と呼んでいます。

ポンドは値動きが激しいので、ビギナーズラックで儲けを出してしまうとドツボにはまってその後痛い思いをし、取り返すためにさらにトレードで深追いして、最悪「退場」という笑えないルートになりかねません。

ある程度、相場になれてからのチャレンジをお薦めします。

他の通貨ペア

国内の証券会社の中でも、扱う通貨ペアが異なるのですが、海外の取引所を入れたら無数に存在します。

メキシコペソ/円やトルコリラ/円など、金利差の大きな国の通貨からスワップポイント(金利差調整分)を毎日得る方法もあります。

スワップポイントについては、固定ではなく変化をしますので、購入時には1日で数十円付いていたモノが、数円まで下がってきたり、プラスマイナスが逆転することもあり得ることを知っておいてください。

まとめ

初心者が扱うべき通貨ペアは、世界的に取引量の多い通貨を扱うのがよいと思います。
具体的には、やはり王道の「米ドル/円」にはじまり、「ユーロ/米ドル」「ユーロ/円」あたりから始めてみることをお薦めします。

市場参加者が多いということは、極端な値動きがある程度抑えられるからです。
慌てず、焦らず相場の勉強を始めましょう。

初心者の方は、とかくFXで最初から「大きな利益」を得ようとする傾向があるのですが、資金が少ないのであれば、1日に数百円でも千円程度であっても利益を積み重ねることに意識を置くことをお薦めします。


全般的にクロス円(米ドル以外の通貨と日本円のペア)は似た動きをするのですが、チャートを見ていると、似た動きの時と異なる動きの通貨ペアがあることにも気がつくと思います。
こういった辺りにも目配せしながら相場に慣れていくことをお薦めします。

そういった取り引きを繰り返していくうちに、例えば月単位で平均して「勝ち(利益増加)」の状態に持って行くことができるようになったら、他の通貨ペアも勉強してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

上手くいかなかったときには、もう一度もとの通貨ペアでの取り引きに戻って仕切り直せば大丈夫です。

決して、深追いして痛い一撃を食らわないように取り組みましょう。

 

それでは、今回はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


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