FXのスキャルピングは、他のトレード手法と比べて特殊な方法です。
FXスキャルピング手法は、おすすめできる人もいれば、おすすめできない人もいます。
実際に、スイングトレードやデイトレードなど、他のトレード手法にも同じようなことが言えます。それぞれの手法には、適している人と適していない人がいます。
そこで、この記事では、FXスキャルピング手法がおすすめできない人について説明します。この点を理解していないと、スキャルピングのように短時間で取引を終えることができても、短時間で損失を出し続ける可能性があるので、注意が必要です。
スキャルピングがおすすめできない人とは?
1. 瞬時の判断が苦手な人
スキャルピングは短時間で勝負するので、効率的に判断力を働かせて利益確定や損切りの判断を素早く行わないと、すぐに損失が広がる可能性が高くなります。
また、実際にエントリーポイントや決済ポイントが来たにも関わらず、エントリーしたいけれども負けたらどうしよう、決済ポイントだけれどもまだ上がるかもしれないので決済しないといったように、売買ポイントで迷うことはその後の取引結果に大きな影響を与えます。
そのため、為替レートが決められた売買ポイントに来たら迷わずエントリーすることができないという人には、スキャルピング手法はおすすめできません。
2. 為替相場に集中することができない人
スキャルピング手法では、小刻みに動く(または大きく動く)為替相場から為替差益を得るために、狙いを定めて取引する必要があります。そのため、短時間でもかなり高い集中力が求められます。
この集中力は、エントリー中だけでなく、エントリーする前にもある程度集中していないと、取引のチャンスを逃す可能性があります。そのため、集中することが苦手な人には、スキャルピング手法はおすすめできません。
3. 素早いパソコン操作(主にマウス操作)ができない人
スキャルピングは短時間で取引を繰り返すため、短時間で売買注文を行う度にパソコン操作が必要になります。そのため、パソコン操作に慣れていないと、間違った場所で注文したり、注文操作自体に遅れが出たりして、損失を出す可能性があります。
せっかく取引のチャンスが来たにも関わらず、パソコン操作が苦手なためにチャンスを逃したり、損失を出してしまったりすることになると、後悔するでしょう。そのため、スキャルピング手法では、短時間で正確なパソコン操作が要求されます。