こんにちは、トウシモンです。
暗号通貨の現物ホルダーとして、つぶやきたいと思います。
暗号通貨? 仮想通貨?
日本では仮想通貨「Virtual Currency」と聞いてビットコイン(BTC)を脳裏に浮かべる人が多いようですが、ビットコイン・アルトコインを含めた通貨は、海外では暗号通貨「Crypto Currency」が一般的。
ここでは、以下「暗号通貨」で統一します。
2018年1月下旬、コインチェックからおよそ580億円もの暗号通貨XEMが不正アクセスにより流出しました。コインチェック事件は、当時「億り人」という言葉と共にメディアがこぞって取り上げていたので、ニュースで見かけた人も多いと思います。
そして、被害にあった人も…。
事件の前年の暮れから年明けにかけては、まさに暗号通貨バブル期まっただ中だったために急落した価格によって、ロスカットする人が大量発生しています。
当時、コインチェックは、タレントの出川哲朗さんをCMに起用して加入者を増やしていたため、通称「出川組」が被害にあったとして、名台詞の「やばいよ、やばいよ~」とネット上で頻繁に使われていたことも思い出します。
「億り人」どころか、大きな損失だけを被って市場から大量の退場者を発生させました。
取り引き方法について
実は、暗号通貨取引には、「現物取引」と「暗号通貨FX取引」の2種類が存在します。
単純に説明するために、「手数料」を省きますが、1BTC(ビットコイン)を暗号通貨の市場価値が100万円の時に、円で購入。
その後、1BTCの市場価値が150万円まで上昇したときに、1BTCを売れば、手元に150万円が戻ってきます。
購入価格(100万円)=1BTC から 販売価格1BTC(150万円)-購入価格(100万円)=差額利益(50万円)といった計算です。※現実には、手数料を引かれます
※レバレッジの倍率は、規制のある国内取引所と海外の取引所によっても大きく違います。
バブル崩壊後の暗号通貨市場
バブル崩壊後のおよそ1年間は、なごりおしく夢を抱いてロング(買い)する層を、相場転換でサクッと頭を切り換えたショート(売り)勢=ショーターがすべてを焼き払うがごとくロング勢の夢をことごとく打ち砕いてきたといった感じです。
しかも、暗号通貨は、日本で造幣局が印刷製造する「日本銀行券」と違い、コンピュータを使いマイニング(採掘)という工程を行うことで、新たな暗号通貨を発行・承認する形態を取っています。
マイニングのためには、コンピュータが当然必要であり、大量に稼働させて利益を上げようとする人たちも世界中にいました。しかし、暗号通貨の価値が下がり続けた結果、マイニング業者が採算を取れずに廃業するという事態が発生しました。
国内では、法案も追いつかないなど、様々な要因が複合的に加わって、価値がどんどんと下がっていきました。
手元の暗号通貨について
コインチェックのアプリを時々スクリーンショットで残していたものを引っ張ってきました。
左がまんべんなく分散していた過去の暗号通貨の比率を図式化したもの。
右が現在の暗号通貨比率です。
通貨の種類を絞ってきました。
現在は、XRP(通称:リップル)とXEM(通称:ネム)については、どちらも〇万枚保有しています。
先ほども話したように、冬の時代は、できるだけ暗号通貨のことを考えないようにしていました。(まれに状況は確認)
ただし、余剰資金での運用であったことと、このまま消える技術ではないことは予想されたので放置してました。
これ以上減っては困ると「損切り」をした人が多かったと思いますが、私は割り切ったのです。
割り切った理由は、以前も別記事で記載した「資金管理」につながります。
絶対に無くなっては困るお金は、投資に回すべきではありません。
最近の動き
どうも下げ幅と下落率が横ばいになってきているなとチャートを見てはいました。
ただし、散々下げまくってきた通貨がここに来て下げ止まり、一気に方向転換すると公言できる自信などはありませんでした。
3月下旬から急に動きが激しくなってきました。過去1ヶ月との比較で、25.86%の上昇を記録していたときのスクショです。
日付から見てもらえば、おわかりだと思います。
しかも、チャートの金額の下にある緑の%表示を見ると、オール・グリーン。
下落中は、逆にこの表示が、オール・レッドが続きました。
上昇する金額の幅が、為替FXや株などと桁違いに大きいです。
為替FXなら、1日に1円、2円と動いただけでもドタバタしますが、暗号通貨の場合は平気で〇万円上下することは珍しくもなんともありません。
そこにレバレッジをかければ、「億り人」が出てきても確かに不思議ではありませんね。
約1年間の動きを振り返る
要所で金額が上昇しているのは、追加した金額や取引です。
それにしても、夏から秋の下げっぷりは見事ですね。
この頃、退場者が増えたと思います。
ネット上には、暗号通貨はもうオワコンっていう記事が増えました。
今後について
さて、では最近の様子からどのような変化がみられるでしょうか。
オワコンどころか、それぞれのコインの「上値の予測」や「次に〇〇ドルをブレイクするとさらなる上昇が見込める」などの文字が増えてきました。
徐々に大衆心理が動き始めています。
このまま上昇と下落の変化が、上昇優位となり、トレンドの転換が明確に現れてくると、ますます資金の流入量は増えてくるはずです。
さらに、素早い動きをする投機筋が戻ってくると、上下の動きはさらに激しくなります。
アルトコインの動きも含めて、市場全体の様子を俯瞰するようにしましょう。
誰もが、大底で拾って、天井で売りたいと考えますが、そんなことを初心者や素人ができるはずもありません。
私もそんな芸当はできません(できなくても問題ないという考え方です)。
私に、いつ買ったらいいですかと聞くのであれば、「人をあてにするうちはやめておきなさい」と答えるでしょう。
どの金額なら、「買い」または「売り」で、損失(損切り)はどこまで耐えると自己判断できる人になって欲しいものです。その判断ができる人は、買いたい(売りたい)ときが買い時(売り時)です。
暗号通貨FXに取り組む人は、リスクを十分理解して取り組んでください。
為替のFXと同じ感覚で行くと、すぐに焼かれますよ。
最後に
私としては、別の口座も持っていますが、暗号通貨に回す投資金額は今後増やす予定はいまのところありません。
いまの金額が少しでも増えてくれれば、十分です。
利確をどこかでするとは思いますが、天井でなかったとしても欲を出しすぎないことです。欲張って追いかけたとたんに、逆方向に急激に動く可能性があることも忘れないようにしましょう。
私が分散している金額で、最もハイリスクハイリターンな商品が暗号通貨です。
初心者の方が、こちらの記事を読んでいたとすれば、ちょっと躊躇してしまうでしょうね。
それでも、虎穴に入らずんば虎子を得ずですから、自己判断するためにもっともっと勉強してみてくださいね。
初心者の方も、一歩を踏み出す勇気をどこかで持つことができれば、投資の世界の面白さに目覚めるときが来るかもしれません。
頑張ってください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。