こんにちは。
この記事は、歯医者さんに行くとこめかみがピクピクしてしまうほど苦手な私が、親知らず(完全水平埋伏智歯)の抜歯手術(下2本同時)を受けた体験を記録した記事のPart2です!
前回の記事を読んでいない方は、コチラを先にどうぞ♪
めでたく退院 1/翌(火)
一晩をなんとか痛みに耐えてやり過ごしました。
手術前の顎のライン
手術後、翌朝の腫れた状態
見比べると、すでに腫れが酷くなってきているのが分かります。
この状態だと、大きめのマスクでないと隠せません。
朝、先生に呼ばれて、早い段階で診察と処置(消毒)を行って、術後の患部を確認したところ、予定通り退院OKの指示がでました。
あわせて、術後の経過を診るために次回の通院予約時間を確認。
再度、レントゲン(9:00~)を取ったら帰宅してよいが、ナース・ステーションに声かけするようにと言われます。
後で、その理由が分かります。
麻酔科の先生も病室にやってきました。
麻酔の影響は24時間はあるということで、体温を尋ねられたり、帰りは車を運転するのかなどを聞かれます。しっかりと水分をとるようにと助言をもらいました。
丸一日、ほとんどなにも食べていなかったので、朝食(やわらか食全粥)は完食。
この時のメニューは、本当にどれも噛まずに飲み込めるものばかりだったので助かりました。
9:00になったので、そそくさとレントゲン(胸部)を撮影。
麻酔もしっかり切れいているので、今回は普通に歩いて行くことが出来ました。
サクサクと部屋の片付けをして、9:30にナース・ステーションに声かけして帰ろうとしたところ…。
「まだ、待っててください」と言われて、「?」となります。
今回の入院や手術にかかった清算金額が出ていないので、一階で退院手続きができないという理由でした。
ナース・ステーションへの声がけって、このことだったのね。
これを忘れたら、支払い拒否して逃亡したと思われます(汗)
荷物もすべてまとめて、退院準備万全でナースステーションに行ったので、病室に戻るのが面倒になり、おとなしくデイルームで待機します。
ややしばらくしてから、看護師が支払金額の記録された手書きの用紙を持ってきたので、それを受け取って本当に病棟にさよならを告げます。
気になる人もいると思うので、参考にしてください。
二泊三日の手術入院(智歯2本)で、保険適用してこの値段でした。
あくまでも、二泊三日分のみで、別日の診察や検査は別料金です。
最初に世話になった入退院センターで支払うのかと思いきや、通常の外来患者と同じ場所で機械を使って支払い(カード払いも出来ます)を完了。
実に、あっけなかった。
今どきは、それが普通なんでしょうか。
地方に住んでいると、どのように変化しているのか知らないことが多いですね。
ここで、注意点があります。
もしかすると、保険を請求するために、保険会社専用の診断書請求をする方がいるかもしれません。
てっきり、最後の支払いを行う場所(1階)で診断書の請求依頼が出来るものと思っていましたが、歯科の場合、別棟2階にある歯科の受付に提出依頼をする必要がありました。
手間ですが、移動をして提出となりました。
便利なインターネットがあるので、調べて分かることもありますから要チェックですね。
この記事も、誰かの役に立てたら嬉しいです。
退院時は、顎の辺りが腫れているので、隠すようにマスクをして帰宅しました。
数日ぶりの我が家ですが、やはり落ち着きます。
落ち着かないのは、抜歯した付近の痛みだけ。
強い薬であれば、痛みが引く時間が長くなりますが、別の病気で薬が弱めのため、薬を飲むタイミングが短いのが困りものです。
起きている間はいいのですが、やはり睡眠が妨げられるのが一番の苦痛。
この苦痛としばらく付き合うことになります。
そうそう、入院していいことが一つありました。
体重3kgやせました~♪
退院後の初出勤 1/翌(水)
退院翌日から通常勤務にしてしまいました。
ちょっと今回の手術を軽くみていた自分が情けない。
病院では、手術実施後、『2~3日目が腫れのピーク』と教えられました。
ということは、水・木が一番ひどい可能性が高いわけです。
そして、それは見事に当たります。
マスク(大きめ)で隠していても、顎のラインは完全に膨らんでしまっていて隠せません。
そして、口もまともに開かないので、喋ることもおぼつかない。
マスクをした状態で喋るので、相手は聞きづらかったりしたことでしょう。
しかも、無理に喋っているうちに、患部ではなく、縫合した辺りが痛くなってきました。
違和感を感じたので、合間に口の中を鏡でそっと覗いてみました。
あらあら、よく見ると縫合してある場所が予想外!
ちょっと、口の中の映像(気持ち悪かったら)ごめんなさい!
てっきり、メスで切り開いた歯茎部分だけを縫合しているのかと思いきや、患部の横にある頬肉ともつながって結んであるじゃないですか。
口を動かすと、知らず知らずのうちに頬も動くので、その部分が引っ張られたりしているんです。
つまり、患部以外に縫合している頬肉辺りが、さらなる痛みの原因だったのです。
抜歯の予定は次の診察日(約1週間後)。
むむむ、これはしんどいことになってきました。
仕事がある限り口を動かしますから、先が思いやられます。
食べるものも、奥歯付近は使えないため、ほぼ流し込むタイプのものでまかないます。
普段なら、弁当を食べていたのですが、ご飯やおかずを噛むことはまともに出来ません。
したがって、ウィダーインゼリーのようなパウチ状のゼリー飲料やヨーグルト、プリン、杏仁豆腐など、コンビニエンスストアのとある棚の製品にお世話になりました。
片方ずつの抜歯であれば、もっと楽だったかもしれませんね。
まぁ、両方の抜歯を一度にやって、回復までの期間を短縮するか、片方ずつ抜歯するけれど、期間が倍、されど、食事が多少楽になる?かもというのを取るのか悩みどころです。
ただ、働いているとそうそう何回も仕事を休むわけにはいかないので、私としては今回の選択は間違っていなかったのだと思います。
あとは、痛みがどの程度の期間で無くなっていくのかなというところに気持ちが向いていきました。
やはり、この日が腫れのピークのようで、医師や看護師の予言が的中しました。
1/翌(木)
日中も夜も関係なく、5時間程度で痛み止めの薬が切れてくると、ジーンジーンと抜歯した患部が痛み出します。
激しい痛みではないのだが、そのたびに何か口に入れて薬を飲むということを繰り返す生活が続くのはしんどいですね。。
食事もやはり満足にできないので、お粥やお茶漬けなど、噛まずに食べられるものを中心にせざるを得ません。
1/翌(金)
なんとか週末ですが、腫れのひどいときに仕事が入っていたので、気持ちの面でも少々辛かったというのが本音。
喋るたび、縫合した部位が抜歯後の部位とは違う痛みに襲われるのも、一休み出来そうと帰宅時にホッとしたのを思い出します。
前にも書きましたが、これから手術や抜糸を計画する方は、腫れるという最悪の状況を予測して手術の日程を考える必要があるということを肝に銘じておきましょう。
若い方なら、治りも早いと思いますが、年齢がそれなりに上がった人は身体も気持ちも余裕を持った治療計画を医師と相談して決めていくことを本当にお薦めします。
1/翌(土)・翌(日)
痛みは相変わらずありますが、若干痛み出すまでの間隔が長くなってきたようにも感じ始めます。
腫れも徐々に引き始めてきたのと、週末自宅にいる間はマスクをしなくて済むという安堵感でいっぱいです。
病院で処方された薬が数日間だけだったので、自宅保管の市販されている痛み止め薬に切り替えです。
退院時に、少なくとも1週間程度の痛み止め処方をしてもらうことをお薦めします。
薬局に行く手間や薬代を考えても、病院処方がベストです。
1/翌平日 ~診察日まで
腫れは少し治まりつつあるも、人前でマスクを外すことには抵抗がある感じの状態。
コロナウィルスがもう少し早く騒がれはじめていたら、マスクの手配が出来なかったかもしれません。
腫れを見越して、マスクを多めに用意しておくのもお忘れなく。
抜糸をしてきました 1/某(木)
約1週間ぶりの診察です。
腫れもかなり引いてきました。
まだ、しこりのような感じが少し残っていますが、元に戻りつつあります。
患部の状況を尋ねられ、縫合部の影響で喋ると痛みが出ることを伝えると、やむを得ないことであると説明を受けました。
(もちろん、こちらも分かっていますので、ただ聞かれたことに答えただけです)
そして、患部の状況も問題ないとのことで、サクサクと抜糸をおこないました。
やっと、あのツッパリ感から解放されたという安堵感で胸をなで下ろします。
ところで、抜糸後の消毒の後、こんなものを先生が出してきました。
ん???
と思いながらよく見てみると、注射針ではなく何か先が丸い。
丸いというか、尖っていない。
何だろうと疑問に思ったこのブツの使い道は、なな、なんと。
抜歯によって出来た「穴」に食事が詰まったりしたものを取り除くためのものでした。
先っぽで引っ掻き出すのではなく、本体に水(お湯)を吸い込んでから、その飛び出す水圧で食べ残しのカスを取り除くというアナログチックなものでしたが、なるほどと感心する使い方でした。
ただし、正直に書こう。
抜糸した直後の穴に、それなりの水圧を掛けるのは、なかなかに「痛い」です。
ですので、最初の内は、ぬるま湯を口に含んでおいて、口の中に水流を起こすことで穴に詰まったものを取り出すという方法をとりました。
このパターンで1週間程度はしのぐことになります。
反省点は、このときも痛み止めの処方を要望することを忘れたこと(汗)
2/某日
口の中で水流を起こしても、なかなか取り除けないことが増えてきました。
そこで、例の注射器もどきが活躍します。
強い水圧を当てても、それほど痛みがなくなってきたので、狙いを定めてプシュっと水を掛けると、確かに詰まっていたものが動くのが分かります。
それと、詰まったものが出にくくなっているのは、周囲の肉が穴を埋めようと少しずつ盛り上がってきているようにも見えてきました。
手術後、約2週間程度は患部の痛みが続いたでしょうか。
それでも、徐々に痛みの間隔は長くなって、やっと痛み止めの薬を飲まなくても平気になりました。
そこそこ年齢が進んでいると、痛みが引くのが遅いのか、それとも、歯の一部を残す原因となった部分をそれなりに引っ張って刺激が強かったのが原因かは分かりませんが、当初思っていたよりは、長く痛みが続きました。
スポッと簡単に抜ける場合は、治りが早そうです。
地元の歯医者さんへ 2/某週
地方の地元に戻っている私の治療経過観察は、地元の歯医者さんに引き継がれました。
もちろん、某大学病院から来ている口腔外科の先生が直接診てくれるので安心です。
患部の状況は良好。
2ヶ月程度すると、肉が盛り上がってきて、患部の穴が塞がる(再生される)と聞き、安心するのと同時に、まだしばらくは注射針もどきとお友達だなとも思うのでした。
保険のお話し 2/某日
私の場合は、保険の対象になる契約が2つの保険会社あったので、退院後に請求をしてみました。
ある保険会社は、手術の内容によって、支払いが行われるかどうか未定のものがありました。
結果的には、「支払い対象とはなりませんでした」の案内が来てしまったので、診断書を発行するために支払った、およそ\5,000は回収できませんでした。
入院泊数に対する支払いのみです。
最近では、1泊の手術も多いので、保険会社の契約をするときには、1泊だとか日帰り入院が対象かなども含めて契約するのがお薦めです。
ネットでの生命保険契約に不安感を示す人もいますが、人件費を抑えることで保険料に還元されているので、場合によっては見直しした方がお得になることも多いですよ。
私の契約している、ある会社は、2泊以上という古いタイプの契約なので、早速見直しを進めています。
ついつい、お付き合いのある人に勧められて入ったものですが、すでに担当が変わっていますから、気兼ねなく契約変更できそうです(笑)
同じような状況で契約した方もいると思いますが、基本保険を勧める人のままに入ると、一番お得なのは契約を勝ち取った保険外交員(特に保険会社専属社員)です。
保険外交員が身内だったりすると断りにくいことも想像できますが、そういった条件の方は全体から見れば少ないはずです。
自分自身もある程度保険を吟味する目利きが出来るのならともかく、保険の見直しをすることは失礼にあたりませんので大丈夫。
本当に必要な保険を一度考えてみましょう。
自分では、保険会社の膨大な種類の契約から選択できる自信がないという方は、FP(ファイナンシャルプランナー)を『無料』で利用できるサービスをお勧めします。
正直なところ、あの約款に記載された小さな文字をすべて読んで、難解な表現を一度で理解できる人は稀だと思います。
しかも、比較する保険会社が増えれば増えるほど、ゴール(契約)が遠のくような感じしかしません。
そして、放置する…というのが、保険の見直しが進まない要因なのです。
普通なら、自分のライフスタイルに合った保険を見つけ出すために、誰かの時間を割いてもらうのであれば、当然その時間に対する対価を支払う必要があります。
弁護士に相談すると、結論がでなくても相談料をそれなりに取られることはご存じだと思います。参考までに調べてみると、1時間で1万円程度かかるようです。
自分のライフスタイルや人生設計などの要望を伝えるだけで、FPが複数の保険会社から、あなたに合った保険の組み合わせを探し出してくれるのです。
これも本来ならば、当然対価を支払うものです。
ですが、最近は無料でFPに相談できるサービスが始まっています。
あの小さな文字と約款を保険会社ごとに読まなくても、オススメの保険を紹介してくれるんですよ!?
それだけで、お得感いっぱいですね。
押しつけられるんじゃないかと不安になる人もいるかもしれませんが、無料相談で話を聞いて、やはり不必要というのであれば、お断りすることもできるんです。
真剣に話し合った結果なのですから、気にする必要もありません。
後日、気が変わって相談するときにも、もちろん『無料』で相談できます。
同様のいろんなサービスがあって心配な方は、
リクルートの保険比較サイト「FP保険チャンネル」が安心です。
支出を抑えることは、家計の上でも最重要課題です。
私の保険の話しに戻ります。
もう一つの保険会社は、同じく入院日数に対するものと、入院準備金といった形での支払いを受けることが出来ました。
結果的に、二つの保険会社を合わせることで、入院費用は回収出来ました。
複数入る人は少ないと思いますので、何が必要で何が不要なのかをしっかり吟味してみたらいいと思います。
この後は、1ヶ月後にまた診察となっています。
現段階でお伝えできるのは、ここまでです。
2ヶ月経過後に穴はどの程度塞がるのか、私自身も興味があります。
ネットで調べてみると、5ヶ月くらいかかるという情報もありますので、気長に待ちたいなと思いつつ、早く食べたモノが挟まったりしなくなって欲しいという純粋な願いもあります。
・親知らず(智歯)の抜歯は、若いうちに済ませた方がいい
・悩むくらいなら、その後一生悩まなくてよくなると思って抜歯しよう
・下顎の智歯は腫れる確率が高いので、抜歯の曜日や時期(仕事の都合)を吟味しよう
・普通食がしばらく食べられなくなることがあるので、流動食は多めに準備しておこう
・痛み止めなどは、遠慮せずに処方してもらおう
・保険の請求は、面倒だと思わずにきちんと調べて請求しよう
他にも、文章の中でポイントは触れてきたので、何度か読み直してイメージ作りしてみてください。
きっと私よりも軽く済んでよかった!ってなること請け合いです(笑)
あなたの親知らずも、抜けたら「お疲れ様」と言ってあげてくださいね。
ひっそりとあなたと共に成長してきたのですから。
オマケの一言 体重が合計で、5kgやせました~(笑)
長々と最後まで読んでいただきありがとうございました。