こんにちは、トウシモンです。
「投資」に向き合うためには、「マインド」がとても重要だ
という話しを前回はさせていただきました。
すでにFXに取り組んでいる初心者の方にも、
絶対に忘れないでほしい内容ですので、
今回初めてコチラのサイトへいらしてこの記事を開いた方は、
是非先に読んでおいてくださいね。
前回の記事は、コチラ。
相場とは
さて、FXに限らず、価格が上昇したり下降したりしている様子を
視覚的にわかりやすくしたものをチャートと呼びますが、
全体をとらえて「相場」といいます。
今回は、「相場の特徴」を話してみたいと思います。
たとえば、下記のドル/円のチャート(1時間足)を見てください。
※ローソク足で表されていますが、1本ごとに1時間の上下の動きを表しています。
こちらのサイトでは、上昇は赤、下落は青になっています。
※私も利用しているGMOクリック証券のアプリから取っています
また、同じドル/円でも(週足)のチャートを見れば違った世界が見えてきます。
このチャートの2年間は、105円~115円の間で上下動を繰り返しているのが分かりますね。
2年前からこうなることが分かっていれば、戦い方は楽なのですが(笑)
それでも、FXの相場は、適当に何の法則性も無く動いているわけではないのです。
相場には、ある程度動き方にパターンが見られます。
こういった動きのパターンを知っておくことにより、
今後の相場や未来の相場を予測できるようになります。
相場「チャート」は、FXの未来予測図なんです。
相場の呼び方にはいくつかありますので、初心者向けに簡単に説明します。
トレンド相場
トレンドには、「上昇トレンド」と「下落トレンド」の2種類があります。
上昇方向(右肩上がり)に向かって(買い)ポジションをいれることを「ロング」と呼びます。
ロングのポジションを持ったまま右肩上がりに相場が上昇していけば、利益が増え続けます。
下落方向(右肩下がり)に向かって(売り)ポジションをいれることを「ショート」と呼びます。
ショートのポジションを持ったまま右肩下がりに相場が下落していけば、同じく利益が増え続けます。
FXでは、「ロング」からでも「ショート」からでもポジションを持つことができます。
簡単に言ってしまうと、今後上昇すると思えば「ロング」、下落すると思えば「ショート」のポジションを持つことで、為替差益から利益をあげることになります。
FXの口座開設をしてもらうことを前面に出しているサイトでは、上記の説明程度で、「あなたも簡単に儲けることが可能です」って感じのアピール文で終了します。
でもって、本当の初心者さんは、「なんだ簡単じゃん」と思ってしまうのですが、ポジションと逆方向に相場が動けば、その分は「マイナス」となって資産が減少していきます。
さらに、FXの特徴であるレバレッジを掛けているので、みるみる資産が減っていくことになります。
もちろん、「ちゃんと」読み通りの方向へだけ動けば、資金が増えていきますよ♪
ただし、先ほどの1時間足と週足のチャートを見ても分かるのですが、
線を引っ張ったように一方的に上昇や下落をするわけではありません。
上昇しているときにも、下落しているときにも間に
「赤」と「青」のローソク足が入っているのがわかりますか。
※わかりやすいように3分足です
黄色い手書きのラインのジグザグを見てください。
トレンド相場といえども、上昇しては下落、また上昇しては下落といった小さな上下動を繰り返しながらある方向に進んでいくことを忘れずに覚えておいてください。
タイミングが悪いとロングポジションを持ったとたんに下落してしまい、焦って損切り。
損切りしたとたんに再び上昇という「初心者あるある」を繰り返してしまいます。
トレンド相場がいつ始まるのか分かれば苦労はないですが、FXで生き残っていくためには、どのタイミングでどちらの方向にポジションを持つのかを自分で判断できるようにならなければなりません。
レンジ相場
相場における「上値」と「下値」の間隔がある程度安定した範囲で上下動を繰り返している、見た目には横ばいのような相場のことをいいます。
先ほどの週足のドル/円も、10円と大きな幅ですが、2年単位で見ればレンジ相場といえるかもしれません。
見る時間足によって、トレンド相場に見えたり、レンジ相場に見えたりもするので初心者のうちは、いろいろな時間足を見てみることをお薦めします。
レンジ相場と判断できれば、上昇が始まったらロング、下落が始まればショートということを「上値」と「下値」付近で繰り返すことにより利益を伸ばすことができます。
ただし、ずっとレンジ相場である保証はまったくありません。
世界的なコロナウイルスの影響で為替相場もこのあと大きく動きました。
イベント相場
基本的には、指標の発表や重要人物の発言が市場の織り込み済み予想から大きく外れたとき、急激にどちらか一方向へ大きく動く時の相場です。
他にも、紛争(貿易戦争含む)や天変地異などが、ある国の経済活動に影響を及ぼすと考えられたときに一方向へ大きく動きます。
土日、FXはお休みですが、休日中に大きな出来事があると月曜日の朝に「窓」を開けてスタートすることもあります。初心者のうちは、休日をまたぐポジションは持たないことをお薦めします。
※「窓」
このように、先週末の終了価格から土日の状況によって急激に価格差が起きてしまい、ローソク足が乖離することをいいます。
イベント相場では、ポジションを持った方向へ動けば大きな利益を生み出しますが、その逆も然りです。
初心者は、指標発表の曜日と時刻などを調べた上で、できればノーポジションでやり過ごすことが賢明だと思います。
トレードに夢中になってしまうと肝心な時刻を忘れてしまい、大きく損失を出してしまいますので気をつけましょう。
まとめ
「買い・売り」のポジションを直近の上値、下値で完璧に入ることはできなくて当然だと考えてください。
どの場面であっても「たぶん、そろそろ反転するのではないか?」といった感情論でトレードを行うとなれば勝ち続けることは難しいですし、退場が近づきます。
初心者は、相場に恋をしがちです。
きっとこうなるに違いないとか、相場に恋をしてはいけません。
ポジションって、保持していると気になってしまう人も多いと思います。
ポジション持っているから、チャートから目が離せないとか、落ち着いて寝られない(良い睡眠の妨げです!)なんてことになると、お金を増やして豊かになるために始めたFXが健康的な生活をむしばむことになりかねません。
私は、初心者の方には時間にゆとりがあるときにだけポジションを持ち、慣れるまではその日ごとに手じまいするように勧めています。
最初から、大勝ちを狙わず、資金力にもよりますが、1日数百円~1,000円程度の勝ちでもいいと思います。
負けないことを意識して、コツコツ積み上げていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。